本ページでは、アプリのプロビジョニング設定にある、「エンタイトルメントの状態をSaaS側に反映」の項目についてご説明します。
「エンタイトルメントの状態をSaaS側に反映」が有効に設定されていると、アカウントのプロビジョニング時に、パラメータやメンバーに設定されているエンタイトルメントの状態をSaaS側に反映します。
具体的には、設定が有効の場合、エンタイトルメントを削除する機能を提供します。
※ この機能はYahoo Business Managerでのみ有効です。他のアプリではこの項目は表示されません。
1. アプリ詳細画面から、「設定」を選択します。
2.「プロビジョニング設定」を選択します。「プロビジョニング設定を編集」をクリックします。
3.「プロビジョニング設定を編集」をクリックします。
4.「エンタイトルメントの状態をSaaS側に反映」で、有効を選択し、「更新」ボタンをクリックします。
5. 続けて、アカウントを追加を行います。例えば、メンバー詳細画面で「アクションを実行」ボタンからアカウントの追加をします。
6.「広告管理権限」の項目で、「指定する」または「指定しない」を選択します。
- 「指定する」を選択した場合: SaaS側に選択したエンタイトルメントを設定し、指定されなかったエンタイトルメントはユーザから削除されます。例えば、「ディスプレイ広告 参照権限」「検索広告 参照権限」がSaaS側でユーザに設定されているとします。この時、全く選択しなかった場合はユーザの全てのエンタイトルメントが削除されます。また、「ディスプレイ広告 管理権限」のみを選択した場合は、「ディスプレイ広告 管理権限」が設定され、「検索広告 参照権限」は削除されます。
- 「指定しない」を選択した場合: SaaS側のユーザにエンタイトルメントが設定されていた場合でも、エンタイトルメントに影響はありません。
7. 「アクションを実行」をクリックすると、指定・選択した内容がSaaS側に反映されます。
補足:
- 「指定する」「指定しない」の選択は、現在「広告管理権限」の項目のみ有効です。「ツール管理権限」で「指定する」を選択して、選択肢から全く選択しない場合、SaaS側のツール管理権限は変更(削除)されません。
- 「エンタイトルメントの状態をSaaS側に反映」が無効の場合、SaaS側に以下の変更が行われます。
- 「指定する」を選択した場合: SaaS側に選択したエンタイトルメントを設定し、指定されなかったエンタイトルメントは変更されません。例えば、有効の場合の例と同様に「ディスプレイ広告 参照権限」「検索広告 参照権限」がSaaS側でユーザに設定されているとします。この時、全く選択しなかった場合は、ユーザの全てのエンタイトルメントは変更(削除)されません。また、「ディスプレイ広告 管理権限」のみを選択した場合は、「ディスプレイ広告 管理権限」が設定され、「検索広告 参照権限」は変更(削除)されません。
- 「指定しない」を選択した場合: SaaS側のユーザにエンタイトルメントが設定されていた場合でも、エンタイトルメントに影響はありません。